画期的な音声合成ソフトが出ました。

その名も
NEUTRINO

今日はその使い方についてです。


解説動画はこちら




今までも
VOCALOID
のように、音声合成させて
歌わせるソフトウェアはありましたが

調整などが手間暇かかり
なかなか難しいものでしたが

こちらはニュアンスや歌い回しなど
調整をしなくても
人間らしく合成してくれるという
かなり画期的な音声合成ソフトウェアになっています。

まずは
ソフトウェアをダウンロードしましょう。

ダウンロードなどはこちら https://n3utrino.work/

windows版と
linux版があるようですが
自分はmacのため
動きませんでした。

なのでパラレルズで
無理くり動かしています。

まず、ダウンロードしたら
配置しましょう。

Cドライブの配下に
NEUTRINOフォルダを
置くと良いと思います。
スクリーンショット 2020-03-02 0.19.17

次に
セッティングです。
modelフォルダに合成用の
ライブラリを配置します。

今回は「きりたん」をダウンロードして
配置しました。
スクリーンショット 2020-03-02 0.19.31
フォルダを丸々コピーしておきます。

次に
実行ファイルの書き換えです。

Run.bat
ファイルがあるのでこれをメモ用などで書き換えます。

スクリーンショット 2020-03-02 0.22.50
書き換えは
まずBASENAME=変換用のファイル名
とします。

変換用のファイルは
musicxmlファイルになりますが
その拡張子を取ったファイル名を書いておきます。

合成モデルの変更もできるようです。
ModelDir=モデルのディレクトリ
に書き換えます。

他に
PitchShift
FormantShift
を変更できます。

ピッチは声のピッチ
フォルマントは声質のようです。

用意ができたら
musicxmlを用意しましょう。

musicxml自体はなんでも作れますが
無料で作りたければ
musescore
https://musescore.org/ja

などがあります。

これで音と歌詞を打ち込みします。

今回はサンプルとして
沢尻・・・いや

ピエールでしたっけ?

そうだ
マッキー!!!

マッキーのとある曲を
サンプルに使ってみました。

musicxmlをscoreフォルダの中の
musicxmlフォルダに置きます。

スクリーンショット 2020-03-02 0.19.49

これで準備は整いました。

Ran.batを動かします。

動かすにはcmdと打ち込むと
コマンドプロンプトが動くので

ディレクトリを確認して
Ran.bat
と打ってエンターキーです。

ログが出ます。

動いていない場合は
errorなどが出ます。

スクリーンショット 2020-03-02 0.20.26


スクリーンショット 2020-03-02 0.20.44

end
まで出てきたら合成が終了しています。

合成が終わったら出力は
outputフォルダの中に出ます。

スクリーンショット 2020-03-02 0.20.00
_synとついたものが
音声ファイル(WAVE)になっていますので
これを聞いてみましょう。

出来がどうなったかは
動画の方で聞いてみてくださいね。

コツとしては
musicxmlでは
1音につき1語なので
2語発声している部分とかを
ちゃんと音に分けてあげたり

休符を入れてあげたりして
音の区切りを調整したり
することで
より人間ぽい歌い回しに近づきます。

ここら辺の打ち込みは
ボーカロイドとかとも似ていますね。


いやー
ここまでの歌い込みを
調整なしでしてくれるのは
かなり画期的かなと思います。

これでまたひとつ
新たなボーカロイド風シンガーが
誕生したわけですね。

恐らくバージョンアップなどで
もっと良くなろうかと思います。

windowsで興味のある方は
試しにやってみたら
いかがでしょう。

今回はこれまでです。
それでは