先日映画「CUBE 一度入ったら、最後」を観てきました。

20年くらい前の映画のリメイク版ですが
そこではCUBEと呼ばれる巨大な立方体が
描かれていたので、今回はBlenderを使って
それを再現していきたいと思います。

解説動画はこちら



映画の方は
監督は清水康彦、主演は菅田将暉で
1997年に公開されたカナダ映画
『CUBE』のリメイク作品です。

設定上は大量の部屋があるCUBEの中に
閉じ込められた主人公たちが
あれこれしてなんとか
CUBEから出ようとする話です。

流石に立方体はプログラムでは
うまく再現しずらいので
Blenderを使うことにしました。


Blenderは3Dモデリングを行うためのソフトウェアで
最近のバージョンではPythonスクリプトを
使用することができます。

手で作ると非常に大変なモノを
スクリプトでは簡単に作ることができます。

一応無料のソフトウェアなので
インストールしたい方は
こちらをどうぞ


早速Blenderを開いてみましょう。
zengamen

Pythonスクリプトを使うには
画面上部中央にある「Scripting」をクリックして
コンソールを開きます。

script


コンソールでは色々なスクリプトを打ち込んで
Blenderを操作できます。

console



実際にCUBEを生成するスクリプトは
次の通りです。
import bpy  # blenderインポート

# 立方体 
# location:図形の中心座標 
# size:立方体の一辺の長さ 
# rotation:立体の回転角(rad)
num = 25
for x in range(num):
    for y in range(num):
        for z in range(num):
            if any([x==0,y==0,z==0]) :  
                bpy.ops.mesh.primitive_cube_add(location=(x, y, z), size=1, rotation=(0, 0, 0))
こいつをコピペして実行すると
CUBEを生成することができます。

コードの内容ですが
Blenderでスクリプトを使う際は
まずはimport bpyでライブラリを読み込みします。

モノを生成するメソッドなどがあるので
それを実行するとモノが生成されます。

今回はprimitive_cube_addで立方体を
生成しました。

引数としてlocationでx,y,z軸の3方向があるので
そこをうまく変えるようにしています。

実行すると・・・
cubegaihi

こんな感じでCUBEが生成されます。
1部屋を1つの立方体として作っています。

映画のCUBEは25*25*25くらいは
最低でも部屋がある感じでした。

この中の一室が出口につながってるっぽいですが
すでにこの時点で1万部屋を超えているので
探すのは大変ですね。

ちなみにPCではこれだけの数の立方体を
作るのはPCが固まって無理でした。

なので・・・

cubekawa

こんな感じで皮だけのハリボテになってまーす。

外から見る分にはバレない仕様なので
見る角度をうまく調整してごまかして下さい。

リメイク版では
最後、CUBEから出ることが
出来るんでしょうか?!?!?!
それとも
部屋から出れないのか・・・

それについては
映画の方を見ていただければと思います。

今回はここまでです
それでは。