クリストファー・ノーラン監督作品
「TENET」を観てきたので
各シーンを思い出してみる。

ここからは完全ネタバレになるので
映画を見た人だけ読んでください。


ちなみに、完全に覚えている訳ではないので
間違っている部分あるかもしれません。

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1.
冒頭のシーンはオペラハウス
開演前、楽団員の音合わせから

指揮者が現れて演奏開始と言う所で
いきなりテロリストによる襲撃
オペラハウスは占拠される。

1階席部分の観客は逃げられず動けず
それを見ていた上席の客は慌てる。

テロリストの目的は不明

しかし、すぐに特殊部隊によって
オペラハウスは取り囲まれる事になる。

特殊部隊登場とともに
主人公登場。

演じるのは
ジョン・デヴィッド・ワシントン


特殊部隊と同じ服装でオペラハウスに潜入

その後、特殊部隊によりオペラハウスに
睡眠ガスが投入されて1Fの観客達は気絶。

このタイミングで主人公達は
上席の仲間を救出に向かう。

ここでこの襲撃は偽装であることが発覚
仲間を逃がすために1Fに降り交戦。

仲間は逃がせる手筈が整うが
1F席には爆弾が仕掛けられていることを
知った主人公は仕掛けられた爆弾を
剥がそうと奔走。

複数の爆弾を拾っていく道中で
その行為がバレて危うくなった所で
その視線の先には銃弾の跡。
そこで、何者かに助けられる。

助けられたのちに爆弾を回収し
二階席に投げ込み主人公達は逃走。

逃走中に爆弾は爆発するも
誰も巻き込まなかった様子が見えるが
逃走先の車両に乗り込んだ所で
敵に見つかり拉致される。


2.
拉致された主人公達が目を覚ましたのは
車両が行き交う線路の上
そこで椅子に縛られて拷問

一人は情報を吐いてしまうが
意味のないものだと悟る敵

主人公は拷問を受けるも何も吐かず
もう一人の仲間がこっそり取り出した
自殺用カプセルを飲み込み
自殺を図ったのだった。

3.
死んだと思った主人公
目を覚ましたのは船の上

どうやらカプセルは昏睡するだけで
これがテストの一環であったことを知り
合格したのが主人公だけだったと
男から知らされる。

その後とある任務に付いて欲しいと依頼を受け
鍵になるのが「TENET」であると伝えられる。

「TENET」とは信条などの意味であるが
真意は語られない。

4.
洋上、風力発電施設の一角
ここでトレーニングをしながら待つ主人公

交代か何かで船に乗り込み
降りた先で男が降りた車に乗り込み
ナビを頼りにとある施設に向かう。

5.
とある施設
そこで女性の研究員と会う
クレマンス・ポエジー演じるローラ



彼女からはある研究、調査をしていることを
告げられる。

机の上から手の中に戻る弾丸。

シューティングレンジに設置してある
銃弾が無数に打ち込まれた壁

そこに主人公が銃を向けると
銃に逆行していく銃弾。

時は前にしか進まないが
エントロピーを減少させると
時は逆行するとか何とか説明をするが
何のことなのかさっぱりって感じ。

その後、施設では
どこからか誰かが送ってきたそれを
研究していることを告げられ
第三次世界対戦を防ぐためだとか言われる。

6.
インド、ボンベイ

逆行する銃弾の調査から
銃弾の成分の多くはインド産であることを突き止め
そのインドの鉱物を取り扱う大物に会おうとする。

コーディネーターとして現れたのは
ロバート・パティンソン演じるニール

彼は任務の前に酒を注文し
その時に主人公にもと
ダイエットコーラを一緒に頼む

大物は家から出ないことを知った主人公達は
その厳重な警備を掻い潜って
大物に接近する方法を考える。

パチンコ的な機材とロープを使って
塔の下から一気に上階まで駆け上がる。

警備を音もなく倒して大物に銃を突きつけるも
影で操っていたのは男の方ではなく
その妻プリヤの方だった。

そこから情報を仕入れた形になる。

7.
イギリスに移って
マイケル・ケイン演じる
マイケル・クロズビー卿 に会う。

そこでロシアの武器商人が暗躍していることと
その妻が接近の鍵であることを伝えられる。

服装がダサいとか散々なことを言われ
予算が限られてるとか何とか。

卿と同じものを注文したが
届く前に会話が終わってしまい
テイクアウトはダメだった様子。


8.
主人公は絵を持参して女の元を訪ねる。
そこで絵の鑑定をしてもらうがその絵は贋作。

鑑定士はエリザベス・デビッキ演じるキャット

絵の話をダシにして食事に誘っていたかな?

9.
レストランのシーン。
主人公とキャット

主人公は絵のことをダシにして
彼女の夫と会えるよう交渉するが
途中で男達に憚られる。
夫の手下のようである。

ここで一悶着あって大乱闘。

その後、彼女は絵のことで
夫と揉めていることがわかる。

夫に贋作を売りつけて金をとったが
その絵が贋作であることは知られてて
夫に脅されている状況。

自由になりたいキャットは
絵のことが有り自由になれない。

そこで主人公は一肌脱ごうとする。

10.
絵は空港の一角にある施設に
保管されていることがわかる。
そこから盗み出そうと画策。

保管庫は10秒で睡眠ガスが出るような
警備システムで警備はかなり厳重。
そこで貨物機をぶつけて
その間に工作しようと画策する。

かくして、たかが絵のために
壮大な作戦が始まった。

航空機担当として
ヒメーシュ・パテル演じる
パテルが仲間に加わる。



11.
パテルが航空機を乗っ取り
機内の金塊を落としながら陽動
主人公とニールは警備員と共に保管庫へ。

航空機を施設に向けて進めるところで
パテルは航空機を降りる。

保管庫では航空機の衝突と共に
ガスが噴射、警備員は逃げる。
その間にピッキングして扉を開け
絵のある保管庫へ急ぐ。

いくつかの扉を開け進むが
何者かが先に侵入していることに感づく。

ガラスに打ち込まれた
銃弾の跡を見つめる主人公

そこで何者かに襲撃を受ける二人。
ニールと主人公は逃がすまいと応戦。
時を進み、戻しての攻防は一進一退。

そこで、逃げる一人をニールが追いかけるが
取り逃がしてしまう。

主人公と交戦していたもう一人は
防火扉の外に行ってしまう。

絵の奪取に失敗
時間もなくなり
とりあえず、睡眠ガスで寝ることにした。

まあ燃えただろうという形で
納得させることにした。

12.
食事に招待される形で
キャットの夫である
ケネス・ブラナー演じる
セイターに会う。

殺されそうになるも、ある事を話すと
後日会いましょうという話になる。

13.
洋上でセーリング
主人公、キャット、セイターで
話をしている最中に

キャットが夫を海に突き落とす。
それを主人公は引き上げて助ける。

14.
命を助けた事でセイターと取引できる形になる。
セイターとプルトニウムの取引の話

セイターの船の上で過ごしていると
何やら金塊が運び込まれてきた
そこで逆行する物体も見えた。

主人公は隠れて見ていたが
見つかって殴られてしまう。

15.
プルトニウムを奪取する計画を実行

道路の上で護送車を4方から取り囲み
主人公達が奪いに行く。

鉛の手袋をして奪ったプルトニウム
ケースの中を見てみると
何だこれ?っていう形の金属片。
これプルトニウムだっけ?

16.
奪取から高速道路でのカーチェイスへ移行。
その過程で時間が逆行する。

横転状態から元に戻る車
打たれた所から直るサイドミラー

逃げられると思ったが
道中、キャットを人質に取ったセイターに阻まれ
主人公はプルトニウムケースを渡してしまう。

セイター達はいなくなるが
残されたキャットは車の中で身動き取れず
高速走行、目の前には渋滞

主人公達はキャットを間一髪のところで救う

17.
ちょいと忘れたが
キャットはセイターにどこかの施設へ連れ去られ
そこで怪我を負う。

それをガラス越しに目撃していた主人公とは
時間軸が異なっている模様。

そこで主人公は仲間のチームに救われる。

18.
どうやら時を戻す装置があるみたい
キャットは重症で3時間ほどしか
持たないかもしれない。

時を戻す事でそれを治せないか?

主人公は時を戻す装置を使い時を遡る。
その装置の先は
時間が逆行する世界だった。

19.
周りは逆行するが
自分は順行する不思議な感覚の中
重症のキャットを直すために訪れたのは
あの航空機をぶつけた空港の施設だった。

そこには逆行をさせる装置があり
それを使ってキャットの時を戻そうとした。

当然、過去の主人公達に出くわす。
以前戦ったのは自分達だった。

過去のニールは交戦相手が
主人公だった事を知ると
追わずに逃していた。

その後、時を戻してキャットは
命をつなぐ。

20.
プルトニウムがセイターに奪われた
時間軸に移動した主人公。

そこでセイターに車を横転させられる

前に高速道路で横転していたのは
実は自分の車だった。

横転した車の中に火を付けるセイター
主人公は逆行しているので凍死する?

21.
プリヤに会うシーン。
プルトニウムだと思っていたものは
全く違うものであったので
その真意を聞き出す。

どうやらソレは未来の科学者が作り出した
時を逆行させる装置
これを「アルゴリズム」と表現していた。

ソレは9つに分解され、過去に持ち込まれた。
しかしそのうち8つは回収され
最後の一つが241という物だったと告げられる。

ソレを使うと時間が逆行し
人類が消滅することになる?

セイターは余命僅かで
その命が尽きると同時に
「アルゴリズム」を用いて
人類もろとも全てを消し去ろうと画策していた。

そのアルゴリズムの集合体は
ロシアの核施設の名残りに有るらしい。

22.
セイターがアルゴリズムを保管している施設は
手出しできないように数日前に爆破されていた。

そこで主人公達はチームと共に
アルゴリズムの奪還作戦に移る

数日前に戻り、爆破前にアルゴリズムを奪還する
と同時に、セイターを殺したいキャットは
セイターの元に向かう。

セイターが死ぬとアルゴリズムが発動し
人類は消滅することになるので
殺すのはアルゴリズムを奪取してからに
してねとキャットに告げ、セイターの船に乗る。

23.
ロシアの核施設
ここでは時間の順行チームと逆行チームで
挟み込みアルゴリズムを奪還する作戦

爆破前に逆行しつつ、爆破される建物など
順行と逆行が入り混じる世界線。

そこで主人公はチームの陽動の最中
施設に潜入。

施設の奥、爆破数分前、そこでアルゴリズムが
地中奥深くに封印されそうになるのを目撃するが
扉(柵)に阻まれ進めない。

目の前には誰かが倒れている。
そこで逆行が起こり扉が開く

封印しようとしていた手下を倒して
アルゴリズムを奪還

陽動チームのニールが垂らした
ロープに捕まり、残り数秒のところで
施設からの脱出に成功。

24.
アルゴリズムを手にする仲間のアイヴス
ソレを3つに分けてどこかに隠すよう
主人公達に手渡す。

ニールは自分が受け取った分を
主人公に渡す。

去ろうとしているニールの装備品が
核施設で倒れていた男の物だと気づく主人公

施設内で死んでいたのはニール
未来の主人公から依頼を受け
主人公を助けるために未来から戻ってきていた。

25.
学校の前で息子を待つキャット
それを襲うために待ち受けていた
セイターとプリヤ

それを主人公が阻止する。

恐らく、チームを作ったのは
未来の主人公だと分かるところで
物語は終了する。


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途中までは時間は順行で進み
中盤から行ったり来たりになる世界線

これ、1時間前に見たなっていう
逆行シーンがこの映画の最大の見所でしょう。

メメントやインターステラーで培われた
時間の概念を覆す設定が見事でした。

あのシーン、実はこんな事が起きてましたとか
裏でこんな事になってましたみたいなのが
あとあと分かってくる。

ただ、アルゴリズムそのものや
逆行の仕組みについては
そこまで深く語られておらず
謎な部分が明かされないまま
映画は終わります。

あとは想像したり考察してくださいと
いう感じなんでしょう。

1回見ただけではストーリーを
把握するだけで精一杯。

もう一回は見たいですなーー

アルゴリズムが出てくるけど
プログラムは出てこない。

でも、プログラマーにはオススメできる
一品です。

ぜひご賞味あれ。


PS
テーマとして
時間の逆行を扱っているけれども

これってまんま
ぺこぱの「時を戻そう」
なんだよなー

ぺこぱはこれを見て
去年のM-1であのネタをやったのか
なんて思ってしまう逆行ネタでした。