17.関係演算子

イコール一つの場合は代入で値を格納することになりました。

イコールを二つ用いると、今度は左側と右側を比較する動きになります。

比較のしかたが複数あり、演算子も複数存在します。
こういった比較をする演算子を、関係演算子や比較演算子と言っています。

数値の比較

まずは数値のデータを用意します。

変数 a と b を用意して

In [1]:
a , b = 2 , 3

演算子の左と右が等しいかどうかを判定する ==

等しい場合はTrue , 等しくない場合はFalseが返ってきます。

In [2]:
# a が b と等しいかどうかの判定
a == b
Out[2]:
False

演算子の左と右が等しくないかどうかを判定する !=

等しくない場合はTrue , 等しい場合はFalseが返ってきます。

In [3]:
# a が b と異なるかどうかの判定
a != b
Out[3]:
True

演算子の左と右の大小を比べる。

演算子の左側が右側よりも小さい(未満)であったらTrue
違えばFalseが返ってきます。

In [4]:
# a が b よりも小さい(未満) 小なり
a < b
Out[4]:
True

演算子の左側が右側よりも大きければTrue
違えばFalseが返ってきます。

In [5]:
# a が b よりも大きい 大なり
a > b
Out[5]:
False

大なり小なりにイコールをつけると、以上と以下という意味になります。

演算子の左側が右側以下であればTrue , 違えば False が返ってきます。

In [6]:
# a が b 以下である 小なりイコール
a <= b
Out[6]:
True

演算子の左側が右側以上であればTrue , 違えば False が返ってきます。

In [7]:
# a が b 以上である 大なりイコール
a >= b
Out[7]:
False

ここまでの演算子は数値の計算にしか用いることができませんので
変数に格納するデータの形には注意して下さい

文字列の比較

文字列の比較は
is
not
in
などを用いる。

判定が正しければ True , 正しくなければ False を返す。

In [8]:
a , b = 'a' , 'b'

# a が b と等しいかどうかの判定
print(a is b)           

# a が b と異なるかどうかの判定
print(a is not b)       

# a が b に含まれるかどうかの判定
print(a in b)   

# a が b に含まれないかどうかの判定
print(a not in b)
False
True
False
True

特に文字が含まれるかどうか、という判定はよく用いられます。

文字の検索結果を利用したプログラムの制御は頻繁に出てきますので
in 演算子 を使った比較の方法は押さえておきましょう。

このように文字や数値を比較すると
その結果は True or False の bool型で返ってきます。

比較した結果を用いてプログラムを制御する方法が
プログラムでは多用されるので書き方は覚えておきましょう。