15.算術演算子

プログラミング言語の中では
各種の演算を表わす記号・シンボルが存在します。

それを「演算子」と言っています。

大きく四つに分けると

1.算術演算子(代数)

2.代入演算子

3.関係演算子(比較)

4.論理演算子

になります。
今回はその中で 「算術演算子」 についてとり扱っていきます。

算術演算子(または代数演算子)

算術演算子は四則計算をするのに使われる「演算子」です。

加算(足し算)) + 
減算(引き算) - 
乗算(掛け算) * 
除算(割り算) / 
剰余(余り) % 
べき乗 ** 

足すプラス と 引くマイナス は そのままですが
掛け算と割り算では使える記号が変わります。

掛け算は アスタリスク
割り算は スラッシュ
その他、珍しいものでは「剰余」があります。

In [1]:
# 足し算(加算)
1+2
Out[1]:
3
In [2]:
# 引き算(減算)
1-3
Out[2]:
-2
In [3]:
# かけ算(乗算)
2*3
Out[3]:
6
In [4]:
# 割り算(除算)
10/3
Out[4]:
3.3333333333333335

Python3ではスラッシュ1つの場合は結果は小数点まで出ます。

整数値だけにしたい場合はスラッシュを二つ重ねます。
これで切り捨て除算になります。

In [5]:
# 割り算(余りなし、切り捨て除算)
10//3
Out[5]:
3
In [6]:
# べき乗
2**3
Out[6]:
8

べき乗の記号を用いてルート計算もできます。

In [7]:
# ルート
print(2**0.5)
print(9**0.5)
1.4142135623730951
3.0

特殊な演算方法として
剰余といいますが 割った際の余りを求める方法です。
余りを求める際には % の記号を使います。

In [8]:
# 剰余(割った際の余り)
print(5%3)
print(5%2)
print(5%5)
2
1
0

この余りという計算は、プログラム内では様々な条件分岐や判定に応用できます。

In [9]:
# 掛け算や引き算の優先順位は算数と一緒
2 * 3 + 4
Out[9]:
10

足す、引くを優先したい場合は () カッコを用いる

In [10]:
a,b,c = 2,3,4
d = a * b + 4
e = a * (b + 4)

print(d)
print(e)
10
14

四則計算はプログラミングの基本になるので
しっかりと書き方を覚えてください。